ズッシーミ倶楽部

ズッシーミさんたちが文京区千駄木の公認キャラになるべく奮闘する物語

ズッシーミ倶楽部

金を貸す

金を貸した。

5万円貸した。

貧乏な自分にとって5万円はかなりの大金だ。

それを貸した。

貸した相手は僕の唯一の友達だ。

別にその人から嫌われるのが怖くて貸したわけじゃない。

単純にその人に対して信頼しているから貸したのだ。

率直に言って、金を借りに来た理由が自分が思っているものとは違っていた。

どのみち貸したけど。

なんというか、無知だし融通がきかないなと思った。

そして彼には無理なんじゃないかとも思った。

その貸した5万円はまあ多分かえってくると思う。

問題はその先。

彼は別にギャンブルや買い物や風俗にはまって借金をしているわけじゃない。

会社経営で借金をした。

その会社そのものの借金というよりは、その前段階での借金だ。

前から会社経営してるのは知ってたけど、この人にはそういうの合わないよなってのが僕の正直な感想だ。

なので、友達にこういうことを言うのもアレだけど、ダメな気がする。

進めるスピードが早すぎる。

にも関わらず、彼自身がよく物事を把握していない。

さらに彼は上に立つタイプの人間ではない。

最後の件に関してはかなり致命傷だ。

たぶんダメじゃないかな。

わからないけどさ。

とりあえず5万貸した。

それ以上は貸すつもりはない。

ただしその5万を返したならば、また5万を上限として貸してもいいと言った。

彼は守ると思うが、踏み倒されたらとても残念だ。

賭けだね、うん。

彼がちゃんと金を返して2度と借りないか。

それとも踏み倒した挙句また借りに来るのか。

最悪なのは連帯保証人という単語を切り出して来た時。

そしたらさよならだ。

まあ大丈夫だと思うけど神経質だからね。

僕は、彼は余計なことせず、今の仕事続けたほうがいいと思う。

別の仕事をしつつ会社の経営にも手を出している。

うん、厳しいな。

そもそもずっとその会社でその業種を続けるつもりがないって言うけど、その会社の管理職にさえつけない人間が、会社の経営なんてできるかい?

って思うんですけど。

まあ、しばらく様子見です。

この件は追って報告します。