ズッシーミ倶楽部

ズッシーミさんたちが文京区千駄木の公認キャラになるべく奮闘する物語

ズッシーミ倶楽部

貧しき人々

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お読みいただきありがとうございました。

ドストエフスキーといえば「罪と罰」あるいは「カラマーゾフの兄弟」ですが、この貧しき人々もなかなか良いですよ。

なんとなくドルヲタを連想しますね。

主人公のおっさんがかなりやばいですけど、ヒロイン(ワルワーラ、ワーレンカ)もなかなかイかれれていい感じです。

あれほど自分に貢ぐなって手紙で言っておいて、別の手紙では自分を見捨てるな、とか書いてあってどうかしてますねこのワルワーラさん。

発言が矛盾している。

魔性の女?よくわからん。

おっさんはおっさんでなんとか彼女の気を止めたいばかりに手紙にいろんな面白おかしなエピソードなんかを書いたりして。

・・・なんか昔の僕ですね・・・

書いてて辛くなった。

結局相手にされなかったけど。

ひさびさに読み返してみたら婚約者のブイコフのことはそんなに悪く言ってないんだよね。

ワーレンカの世話係で面倒見のいいフェドーラ(小間使い)のことはすんげーボロクソに叩いてるのに。

まああれだね、ワーレンカ以上にそんな哀れなワーレンカは自分がいないとダメっていうテイに悦を感じるこのおっさんは自分が何よりも一番好きなんだな。

キモいおっさんだな。

そんな物語です。

結局可愛い可愛いワーレンカはブイコフの元に嫁ぎ、おっさんはひとりぼっちになります。

以上。

 

 

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