不思議の国のアリス
- 作者: ルイス・キャロル,河合祥一郎
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/02/25
- メディア: ペーパーバック
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言わずと知れた作品。
このテニエルの挿絵がいい。
ロリータの源流であり、ウサギを少女とむすびつけ、トランプに幻覚属性を与え、夢オチ、キノコを食うとでかくなると言う、現代においても多大な貢献を果たした作品でもある。
とくにキノコがいいよね。
キノコ食うとでかくなったりサイズを変更できるって言うのが。
俺も欲しいくらい。
キノコのナマ食は嫌だけど、すごく便利で欲しいアイテムだ。
食いまくったら1UPできたらもっといい。
キノコ万歳だ。
感想。
子供向けなのかな?
おじさんが久々に読んだけど、物語に入って行けなかった。
簡潔にどんな話かと言うと、不思議で意味をなさないことをひたすら繰り返す連中にアリスがツッコミをいれ、うんざりするという話。
変な連中がひたすら変なことをし続けるんだけど、アリスはそれがお気に召さない。
人間の本質を語っている気がする。
少し自分の理解から外れると、変人扱いしてね。
自分が正しくて、自分のキャパの範疇外のやつは皆変と決めつける。
アリスは少女だけど、どこか冷めた思考の持ち主のようだ。
なので自分はその変な連中の方が好きだった。
めんどくさいんだけどね、変だから。
それを素直に受け入れるか受け入れないか。
大人は素直に受け取れないから読んでも面白くないし、イライラするんだろうね。
俺も例外じゃない。
この物語は完全に子供向けなんだろうな。
デップが実質主演のどっかの映画と違って、帽子屋はあくまで脇役のひとりだ。
やまねを三月ウサギとふたり?でいじめたのが印象的だった。
いじめられてたからいじめに敏感なのだ。
好きなキャラ、特にないな。
アリスファンが言うには英語の原文を読まないと良さが半分も伝わらないらしいし。
日本語訳は頑張ってたと思うけど、ダジャレとかちょっと寒かった。
俺にとって特に何かを感じる作品じゃなかった。
あえて言うならテニエルの挿絵がいいのと、キノコだな。
キノコでサイズチェンジってのがいい。
それだけかな。