ズッシーミ倶楽部

ズッシーミさんたちが文京区千駄木の公認キャラになるべく奮闘する物語

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野菜たっぷりタンメン

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お読みいただきありがとうございました。

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「いや違うね。親切さと心とはまたべつのものだ。親切さというのは独立した機能だ。もっと正確に言えば表層的な機能だ。それはただの習慣であって、心とは違う。心というものはもっと深く、もっと強いものだ。そしてもっと矛盾したものだ」

 

 

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 (新潮文庫 む 5-4)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 (新潮文庫 む 5-4)

 

上巻読み終えました。

ちなみに2周目です。

本はよほど駄作認定したもの以外は2周したほうがいいですね。

各所で感想や考察などがあるので、ここでは簡単に思ったことを書きます。

2つのプロットの同時進行という村上春樹お馴染みの構成で、ひとつが世界の終り、もう一つがハードボイルド・ワンダーランドです。

僕個人としては世界の終りのほうが好き。

ハードボイルドの方は語尾の〜のだ、っていうのがどうにも肌に合わないのと、主人公始め出てくる登場人物が好きになれない。

読み進めると、あーなるほどそう繋がるわけってなんとなくわかって来て楽しい。

まあ厳密にこう繋がるってのは作者本人にしかわからない気がするけど。

いろいろな考察ができるし、いろいろな感想が出てくる。

よほど村上春樹が嫌いな方以外にはお勧めします。

あと僕は村上さんの文体というか表現が好きです。

とくに世界の終わりの。

世界の終わりの方だけ何周もしたいくらい。

下巻も読んだらまた感想を書きます。

こんどは長めに。